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第394回 連載原稿
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先週のアメリカ市場はナスダック市場が堅調でしたが、金曜日のNYダウの急落で週を通してみると結局大幅安となりました。金融不安再燃や失業率悪化に加え、原油高急騰によりスタグフレーションがいよいよ現実的になってきたことが急落の要因のようです。
それゆえ、週明けの日本市場は急落は避けられないでしょう。
ただ、日本株はこのところの円安トレンドの影響でアメリカ株離れしており、今回もNYダウの急落の割にはあまり円高が進んでいないことから、適度な調整にとどまる可能性が高いでしょう。タイミング的にも高値更新していたところなので、今回のアメリカ株の急落はちょうどいいスピード調整のきっかけになるとみています。具体的にはちょうど25日移動平均線が14000円強のところに位置しているので、その辺りで下げ止まるなら3月からの上昇トレンドは維持され、特に問題はないでしょう。そうなると今回の週明けの急落局面は絶好の押し目買いのチャンスということになります。
実際為替を見るとアメリカ株の急落にもかかわらず円はあまり高くなっておらず、3月からの円安トレンドの下値抵抗線を割り込んでいません。為替のこの下値指示線は現在104円前半を走っており、この水準を割らない限り、日本株の下値抵抗線割れの可能性も小さいと考えます。
さらに原油高は最近の相場を牽引した原発関連銘柄にとってはプラスに作用する事柄ですし、GB8エネルギー相会議の決議内容も原発関連や代替エネルギー関連のセクターにとってはプラスです。
ということで、今回の急落のあとはそのあたりのセクターにより資金が向かうのではないかとみています。
なお、最近はアメリカ株離れしている日本株の動きですが、原因は為替にあると考えます。スタグフレーションならアメリカの金利は下落せず、その結果ドル安円高になりにくく、輸出企業の多い日本株にとってはあまり即効性のある悪材料にはならないからです。
特に、対ユーロとの関係では円安が急ピッチで進行しており、アメリカではなくヨーロッパに輸出している企業にとってはその為替の動向は明らかにプラスです。それゆえ為替の動向は非常に重要度を高めており、注視する必要があるでしょう。
ということで、今週はこれまでよく上がったものはよく下がり、上がっていないものは下がらないという原則論どおりの動きがみられるでしょう。そして前者に位置づけられる原発関連や代替エネルギー関連銘柄は絶好の押し目買いのチャンスだと考えます。また、出遅れ銘柄でようやく動き出したばかりの銘柄も、今回のアメリカ発の急落局面が収まれば再度動意づいてくる可能性が高いので、週明けの全体急落局面は絶好の買い場とみています。
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